リス

ニューヨークに来たころ、公園にリスがたくさんいることに驚いた。

公園に行ってはリスを眺めて観察し、そのしっぽのマジカルな動きに魅了

された。

あるとき、長い間リスに見とれていたら、通りがかった知らないおば

さんに、「リスに恋しているのね」と話しかけられたことがある。

粋な会話の始まり方である。

ニューヨークはこんなふうにフツーに知らない人と会話が始まる。

そして、「日本にはリスはいないのか?」という質問に、

「そうですねえ、公園にはいませんねえ。」と答えると、

「じゃあどこにいるの??」とつっこまれた。

わたしは一瞬考えてしまったが、「やっぱり、動物園かなあ」と答えたら、

とても驚かれてしまった。

公園に行けばそこらへんにいるリスを、動物園に行かなければ見れない

というのは、まるで公園に行けばそこらへんにいるハトを、わざわざ動物園

で見るような感覚なのかもしれない。

3年が過ぎた今でもリスを見るのを飽きることはない。

たまにひとりで公園に行ってぼーっとリスを眺めるのが好きだ。

リスのしっぽは魔法の箒のようで見飽きない。

リスを見ながら、つまらないことをいろいろ考えることもある。

この間ふと考えたのは、

こんな都会の公園にいるリスはいったいどこで死ぬんだろうと

いうことである。

そういえば、鳩が車にひかれていたり、ネズミの死骸をストリートで

見ることはあっても、リスが死んでいるのをわたしはまだ見たことがない。

まあ、どこで死のうがそんなことどうでもいいことなのだけど、、

わたしが思うに、リスは神秘の動物である。

リスといえば、私の妹は東京の西光亭というクッキー屋さんのリスの絵

を描いているのだけど、最近妹を見るたびに思うのが(口には出せないが)

もうつらいほど明らかに妹の体型がリスに似てきたことである。

ただ太ったというだけではなく、なんかリスが取り付いたような体型に

なったのである。

そういえば、猫の小説を書いている人は顔も猫に似てるしなあ。

蛇を飼っている人は蛇に似てくるしなあ。

長いあいだ同じ動物を描いていると似てくるのかもしれない。

不思議だなあ。。

こわいなあ。。

しかし、なにかひとつそういう自分のマスコットというものが

ある人は得だと思う。

このあいだたまたま父のブログをのぞいたら、

こんなブログだった。

>昨日松山に夫婦で行った。

>小物雑貨店でちさにリスのブローチを見つけて買った。

>少し高いけど見栄えが良かったので買った。

パパのブログ

>このブローチを何時も胸につけててね。

>パパより

「パパより」というのが、かわいい。

(ブログとメールの区別がまだついていないらしい)

父は、リスの置物やリスのぬいぐるみなどリスのものを見つけると

とにかくなんでもかんでも妹に買ってせっせと送る。

たぶん、リス=妹 というわかりやすい公式が成り立っているから

リスを買えば間違いないと思っているんだろう。

ちなみに、わたしはいままで父からなにか買ってもらったことは

一度もないのでたいへんにあきれている。

話はもどって、西光亭には妹の毎日コツコツ描いた

執念のような努力が実って、たくさんのリスのテーマが並ぶ。

なんといっても中のクッキーがとってもおいしい。

リスのマグカップも出たみたいなので、

リス好きの方、チェックしてみてください。

わたしも欲しい!!

2012-02-26 | Posted in BLOG6 Comments »